HOME 周辺観光 大座法師池

大座法師池(だいざほうしいけ)は、長野市の飯縄山のふもとにある、人の足のような形をした大きな湖で、大小約30の島が浮かぶ美しい観光スポットです。

もともとは湿地帯にある自然の池でしたが、東岸に堤防を作って貯水池として利用されるようになり、田畑をうるおし地域の農産業を発展させてきました。

湖のある飯縄高原は標高1000mの景勝地で、妙高戸隠連山国立公園に指定され、古くから、スキー場、リゾートホテル、ゴルフコース、テニスコート、キャンプ場で人気でした。

長野市が2022年に湖畔エリアを「フォレスト・ビレッジ」としてリゾート再開発し、ジップラインのアドベンチャー設備やグランピング施設、フィールドアスレチックや休息所を整備しました。

大座法師池Daizahoushiへのアクセス

「大座法師池」は長野市街地から車で約25分の「長野フォレスト・ビレッジ」にあり、200台とめられる市営駐車場が、「森の駅」の休息所と一緒に整備されています。

大座法師池の由来

長野盆地をとりかこむ北信五岳(ほくしんごがく)には、飯縄山の他に、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山があり、平成27年に妙高戸隠連山国立公園に指定されました。

飯縄山のふもとに映える「大座法師池」の名前の由来は、この地方に古くから伝わる、国々を旅する「ダイダラボッチ」という名の伝説の巨人の昔話から来ています。

飯縄山は、その昔、善光寺平(ぜんこうじだいら)と呼ばれていた長野盆地を見下ろす北の空にそびえ立ち、戸隠山や黒姫山に、その見晴らしの良さを自慢していました。

「平野には東に千曲川、西に犀川が流れ、鹿や兎が飛び回り、沼には河童が遊び、松の木の上では天狗が笑っている、それを全部知っているのは俺だけだ」と威張りました。

するとその時、雲間から大男のダイダラボッチが現れ、「世界はもっと広い、ほれ、見るがいい」といましめに、飯縄山をグイッと持ち上げようとしました。 「助けてくれ〜」と叫ぶ飯綱山。

それを見かねた戸隠山や黒姫山が大男にとりなし、ダイダラボッチが飯縄山にかけていた手を放したとき、踏ん張っていた大きな足が山のふもとにめりこんでしまいました。

大男が残した足跡に水が溜まって池になったという伝説から、大座法師池と呼ばれるようになり、子供たちと作られたダイダラボッチの像が、湖畔の木陰に横たわっています。

大座法師池の周辺のお勧めスポット

湖の周辺には約5ヘクタールもの美しい湿地帯があり、「大谷地湿原」の30分ほどの散策コースでは、4月下旬から5月上旬にかけて水芭蕉などの高原植物を見ることができます。

湖畔の東岸にはキャンプ場があり、ログハウスやテントでキャンプをし、湖を眺めながら家族や仲間と、レンタルのダッチオーブンでバーベキューを楽しむのもお勧めです。

大自然の中のウォーキングや湖畔キャンプ場のBBQの他に、飯綱高原では、ゴルフ、テニス、スキーなどのさまざまな施設があり、四季を通じてスポーツができます。

キャンプ場は4月下旬~9月下旬、ゴルフ場やテニスコートは4月~11月、スキー場は12月~3月頃のご利用、また、乗馬倶楽部やアメリカンフットボールのグランドもあります。